・水素ガス圧力調整型標準リークシステムにより簡単に質量分析器の校正操作が
可能で、長期間安定した測定結果が得られます。
・水素ガス充填は排気タッチパネルコントローラーにより自動簡単操作。
サイクル腐食試験で侵入した高強度鋼中の水素の測定
サンプルはサイクル腐食試験後のSCM435鋼(1500MPa)です。
低温側の小さなピークが、腐食反応に伴って鋼の中に侵入した水素に対応します。この水素は室温で拡散し、水素脆化の原因となると考えられています。
一方、高温側の大きなピークの水素は鋼が作られていた時から取り込まれていた
水素で、室温では拡散せず、水素脆化には直接関係ないと考えられています。
遅れ破壊は微量な拡散性水素により水素脆化がおこります。
よって、感度の高い測定が重要です。
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