株式会社アールデック


         


表面プラズモン共鳴法:光学原理
厚み50nm程度の金属薄膜表面にプリズムを介してレーザー光を入射すると、全反射角領域のある一定角度において特有の光の吸収(反射光の減衰)が見られます。
これが、表面プラズモン共鳴です。 この現象はエバネッセント光のしみだし距離中での媒体の屈折率の変化、すなわち金属表面への分子の吸着により大きく影響を受けるため、これをモニターすることにより、表面での分子吸着挙動を高感度に測定することができます。




測定モード
アングルスキャンモード
入射光の角度を変えて反射光強度モニターする測定方法。
これにより分子の吸着量を定量することが可能です。

キネティクスモード
入射光の角度を固定し、反射光強度の時間変化を測定する方法。
分子の吸脱着過程をリアルタイムでモニターすることが可能です。


◎構成
■SPR基本光学本体
ベース寸法(1000×450×50H)
■θ-2θゴニオメーター
  ステッピングモーター駆動
■He-Neレーザー
■光量計
■チョッパー及びロックインアンプ
■減衰器(偏光板)
■試料ホルダー(ホルダー、プリズムLaSFN9)
■PC、ソフトウェアー

◎オプション*要問い合わせ
■溶液フローシステム
■溶液温度コントロールシステム
■SPR顕微鏡
■蛍光顕微鏡
■蛍光分光測定
■Grating-Coupling SPR     など



◎仕様
■分解能: 角度分解能0.0025°以下
       時間分解能0.1秒以下
■反射率感度:0.1%以下
■ 測定モード
  ・アングルスキャンモード
    測定範囲:入射角10°~90°
    光学膜厚感度:1Å以下
  ・キネティクスモード
    反射率感度0.1%以下
    時間分解能0.1秒以下
■拡張性
 ・オープンユニットにより、研究目的に合わせた拡張が可能



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